今シーズンのインフルエンザワクチンを、自分は打ったほうがいいのか。打つとしたら、注射と鼻にスプレーするタイプのどちらを選べるのか。年齢・持病・妊娠の有無と、注射が苦手かどうかをうかがって、公開されている基準にそのまま当てはめた結果をお返しします。
岡 博史 HIROSHI OKA
今シーズンのインフルエンザワクチンを、自分は打ったほうがいいのか。打つとしたら、注射と鼻にスプレーするタイプのどちらを選べるのか。年齢・持病・妊娠の有無と、注射が苦手かどうかをうかがって、公開されている基準にそのまま当てはめた結果をお返しします。
はじめにお読みください。
このページは、厚生労働省やCDCが公開している重症化しやすい人の条件と、 ワクチンの添付文書上の対象年齢を、そのまま順番に当てはめて表示するものです。 医師が診察して出す判断ではありませんし、診断でもありません。
実際に打つかどうかは、その日の体調、これまでの副反応、飲んでいる薬、 住んでいる地域の流行状況によって変わります。 最終的な判断は、接種を受ける医療機関の医師とご相談ください。
入力した内容はこの端末の中だけで計算しています。 どこかへ送信したり、保存したりはしていません。
筆者が統括院長を務める医療機関のご案内
ヒロクリニックでは、注射のインフルエンザワクチンと、鼻にスプレーするフルミストの両方を扱っています。
注射のワクチンは添付文書上は生後6か月から使えますが、当院での取り扱いは1歳からです。インフルエンザワクチンは定期接種ではないため、いずれも自費(任意接種)です。上記は2026年10月1日からの料金で、院によって取り扱いが異なる場合があります。注射の費用と、成人の方の接種については各ページをご覧ください。
どれか一つで感染する確率をゼロにはできません。ワクチン・換気・体調不良時に人と会わないこと・ 必要な場面のマスク・手洗いを重ねることに意味があります。
米国の2025/26シーズン中間解析での有効性です。
| 対象 | 評価項目 | ワクチン有効性 |
|---|---|---|
| 18歳以上 | 外来受診 | 22〜34% |
| 18歳以上 | 入院 | 30% |
| 18歳未満 | 外来受診 | 38〜41% |
| 18歳未満 | 入院 | 41% |
「接種した人の30%だけに効いた」という意味ではありません。未接種者の入院リスクを100とすると、 接種者では70程度まで相対的に下がったという意味です。 自分がどれだけ得をするかは、もともとの感染率と重症化率によって変わります。 感染を完全に止めるワクチンではありません。
| 症状 | 頻度 | 経過 |
|---|---|---|
| 注射した場所の赤み・腫れ・痛み | 10〜20% | 多くは2〜3日で改善 |
| 発熱・頭痛・悪寒・倦怠感 | 5〜10% | 多くは2〜3日で改善 |
| ギラン・バレー症候群 | 接種100万人あたり1〜2例未満 | まれ。インフルエンザ感染後にも起こり、感染後のほうが多いとされる |
| 週 | 期間 | 定点当たり報告数 |
|---|---|---|
| 第31週 | 7月27日〜8月2日 | 0.37 |
| 第32週 | 8月3日〜9日 | 0.52 |
| 第33週 | 8月10日〜16日 | 0.69 |
| 第34週 | 8月17日〜23日 | 1.11 |
| 第35週 | 8月24日〜30日 | 1.76 |
定点当たり1.00人を超えると流行開始の目安とされます。第34週の時点で全国値が1.11となり、
8月の段階で流行シーズンに入りました。前年同期は0.35で、単純比較では約5倍です。
ただしこれは報告された患者の頻度が増えたという意味で、ウイルスが強毒化した証拠ではありません。
注意報の目安は10人、警報開始の目安は30人です。
地域差も大きく、第35週は沖縄8.50、岩手4.33、新潟3.58、神奈川2.99、東京2.65でした。
全国平均だけで自分の地域を判断しないでください。
| 型 | 国内製造株 |
|---|---|
| A(H1N1) | A/スイス/6849/2025 |
| A(H3N2) | A/ミシガン/105/2025 |
| B型ビクトリア系統 | B/東京/EIS13-175/2025 |
今シーズンはWHOの推奨株が3株すべて前シーズンから変更されています。 ただし「3株すべて変わったから必ずよく効く」という意味ではありません。 株を決めてから流行するまでの間にもウイルスは変化します。
筆者が統括院長を務める医療機関のご案内
ここまでお読みになって接種を考えられた方へ。ヒロクリニックでは、注射のインフルエンザワクチンと、鼻にスプレーするフルミストの両方を扱っています。どちらが向いているかは、診察のときにご相談いただけます。
注射のワクチンは添付文書上は生後6か月から使えますが、当院での取り扱いは1歳からです。インフルエンザワクチンは定期接種ではないため、いずれも自費(任意接種)です。上記は2026年10月1日からの料金で、院によって取り扱いが異なる場合があります。注射の費用と、成人の方の接種については各ページをご覧ください。
重症化しやすい人の条件はCDCと厚生労働省、経鼻ワクチンの対象年齢と使えない条件は 国内の添付文書と日本小児科学会の考え方、接種回数は国内の添付文書、 感染対策はWHOのガイドラインに沿っています。
流行状況の数字は2026年第35週(8月24日〜30日)時点のものです。 最新の状況はインフルエンザ疫学情報速報でご確認ください。